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【映画感想】『この世界の片隅に』

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映画『この世界の片隅に』を見ました。

 

ほのぼのとした絵のタッチに惹かれて気になっていたんだけど、見て正解。良い意味で期待を裏切られた作品でした。

 

あらすじは色んなところで書かれている為、ここでは割愛。


あらすじが知りたい方はこちらからどうぞ♪

この世界の片隅に - Wikipedia


ほのぼのとした中にあるすずさんの強さ

すずさんの性格を一言で言うなら「おっとり」。子供の頃からぼんやりしていると心配される性格です。

 

確かにすずさんは、天然でほのぼのとしていて可愛らしい女性。だけど同時に、すずさんはとても強い女性だと感じました。

 

すずさんの強さ、それは、ものごとをありのままに受け止められることと、変わらないこと

 

すずさんは顔も知らない相手の元に嫁ぎ、そこでゼロからの生活を始めます。義姉の径子さんからは度々冷たい扱いを受けますが、悲しんだり心が折れたりということなく、ありのままを受け止め、そして受け流すんですね。

 

もちろん今と時代が違うということはあるのだろうけれど、心が折れてしまったり、径子さんを避けたりしたくなることもあるはず。でもすずさんは全くぶれない。ありのまま受け止める、というか受け流すんですね。

 

そして何より、すずさんが強い女性だと感じたのが、時限爆弾の爆発に巻き込まれた後のシーン。爆弾の爆発によって、すずさんは自分のアイデンティティである右腕と、可愛がっていた晴美ちゃんを失います。

 

晴美ちゃんの親である径子さんには「人殺し」と責められ、自分の右腕も失ってしまった。言葉にするのが苦手なすずさんにとって、絵を描くことは、自分を表現することであり、自分のアイデンティティだったんですよね。

 

それを失ってしまったのに、決して取り乱すことなく、冷静にありのままの現実を受け止めるすずさん。そして、右腕を失ったことにより、今度は自分の気持ちをきちんと言葉で表すようになるんです。

 

冷静にものごとをありのままに受け止め、どこまでも前向きなすずさんは、ぼんやりとしているなんて言われるけれど、穏やかな中に本当の「強さ」がある女性だと思いました。

 

また、幼馴染の水原さんの「すずは普通でおってくれ」という言葉。この言葉には、きっといろんな気持ちが込められているんだろうなぁ。

 

もちろん、すずさんに対しての切ない思いもあるだろうけれど、全てが「普通ではなくなって」いく戦時中に、「変わらない」すずさんという女性。彼にとっても周りの人にとっても、すずさんの存在は「普通ではない」世界の中での癒しであり、救いだったんじゃないかと思います。


食事と恋愛

作中では、食事と料理のシーンがたくさん出てきます。ものがない中でも、工夫を凝らし、なんとか豊かな食事を作ろうとするすずさん。なんとも健気でまっすぐで、そして愛くるしい。

 

超キュートだよすずさんっ!(ノД`)

 

他のブログなどでも同じ意見の人が多いみたいですが、バイオリンを弾くみたいに料理をするシーンとかね(この動画の17秒あたりからのシーン)。本当に楽しそう。

youtu.be

 

個人的にびっくりしたのが、恋愛シーンの多いこと。ほのぼのとした絵のタッチなので、そういったものとは無縁の作品だと思ってたんですよ。(ジブリみたいなイメージだった)

 

物語の中では、周作さんとすずさんのお互いを思いやる純粋な気持ちが描かれています。(原作では周作さんとリンさんとの間にもかつて色々とあったようですが、こちらは原作を読んでいない為割愛)

 

時代が違うということもあるのだろうけれど、なんか見ていてこっちが照れてしまうような、なんとも言えない初々しさです。(うまく言えず、自分の表現がキモい( ´_ゝ`))

 

いつの時代もどんな状況下でも、食事と恋愛は人の生活の営みとは切っても切れないものなんだなぁと改めて実感しました。

 
「この世界に、居場所はそうそうなくなりゃせんよ」

個人的に好きなのが、このリンさんの言葉。最後の、「ありがとう。この世界の片隅に、私を見つけてくれて」というすずさんのセリフも好きだけど、一番刺さったのはリンさんのこのセリフ。

 

遊郭のリンさんは、さぞいろいろと苦労しただろうに。(あまり書いてしまうとネタバレになるので割愛)そしてその居場所は自分で作ったものだろうに。

 

もし心が折れそうになった時は、
この世界に、そうそう居場所はなくなりゃせん
この言葉を思い出すようにしようと思います。

 

そしてどんな時も、自分で居場所を作っていかなければですね(`・∀・´)!

 

以上、感想でした!(原作も気になるので、こちらも読もうと思います♪)